2015年4月、まだシングルマザーだったころに書いた「ABOUT ME」

台湾,台北,記念撮影,子供,七五三,中正紀念堂
about yaephone

30歳で、7年間勤めた大好きな出版社を卒業。
2011年2月、元夫が駐在する台湾・台北に移住したのをきっかけに
感じるままに台湾での生活を発信しようと思って気楽にブログを始めました。

ところが、海外での妊娠 → 3.11の影響で日本で帰省出産できず → 言葉が通じないまま台湾で出産 → 生後6カ月から現地企業で子連れOL → シングルマザーと、
思わぬ展開を綴ることになりました。

それでも台湾は本当にワクワクドキドキがいっぱいで、
中国語を満足に話せない状態でも、なんとか周囲に助けられながらギリギリのところでやってきました。

シングルマザーになってからしばらくは、自分の立場が弱く、何をするにも障害が多いことを言い訳に引け目を感じたりもしました。
もっと大変な状況でも負けずに生きていらっしゃる方なんてごまんといることが見えていなかったんだと思います。
でも、たくさんの素敵な出会いに恵まれたおかげで考えを改め、
この状況のなかでいかに「息子とともに楽しく生きるか?」に対して努力することに決めました。

ブログを続けて4年になりますが、
「シングルマザーで大変だと言いながら、ブログを見ているとこんなに贅沢して楽しんでいる」と言われていることを知って、このままブログを続けるか悩んだりもしました。

それでも

海外で暮らすことになった方、妊娠・ご出産される方、子育てされる方、
そして台湾に興味を持ってくださる方。
台湾は関係なくても、興味を持ってくださった方・・・
私の経験が少しでも参考になればと思い、このブログを続けています。

時折、ブログを読んでくださった方から、励ましのお便りをいただきます。
そうすると、やはり実際に困って情報を欲している方へ私が持つ情報をお届けし続けたいと思い直します。

私は、単身家庭向けの手当がもらえる日本での生活ではなく、台湾での生活を選びました。
これは、私にとっては”挑戦”です。歯を食いしばっていることだって、それなりにあります。
でもそれは自分にしか分からないことですし、特にそれをアピールしたいとも思いません。
だから、「周りから楽しんでいるように見られているなら、それでいいや!」と思うことにしました。笑
どんな環境に置かれていても自分が幸せだと感じて楽しめることって大切だと思うのです。

逆に「シングルマザーでいることで色々と大変なことを、公の場で発言するのはどうなのか?」というお題をいただいたこともあります。
その辺りはもう少し、考えをひとつの文章にまとめて綴ってみたいと思っています。これはのちほど。

長くなりましたが・・・
いつも助けてくれる日本の家族や周りの友人たち、会社の社長ご一家に同僚たち、
そして台湾という場所と、そこに住む人々に心から感謝を。
こんな母親のところに生まれてきてくれた、息子にもありがとうを。
台湾へ来るきっかけをくれて、息子と出会わせてくれて、このブログを続けることを許してくれた元夫へも感謝しています。

そしてブログを訪れてくださった皆さま、本当にありがとうございます。
(2015年4月)

近藤弥生子/Yaeko Kondo
1980年生まれ