ブログの更新が滞るのはいつものことですが(笑)、
さすがに今回約2カ月くらい更新できていなかったのにはちょっとした理由がありまして、
それは主に盲腸(+こじらせて腹膜炎も併発)で手術をして、その余波で仕事に支障が出ていた、ということなのですが、
それもひとつの体験ということで、簡単に書いてみたいと思います。
(その間、各所からいただいたご連絡へのご返信が遅れ、申し訳ありませんでした)
完全に自分的な記録ですので、あまりおもしろくないと思いますが…。笑
日本では切らずに点滴で散らすのが主流の盲腸も、台湾では内視鏡手術
●朝8:00
「なんだかお腹が痛いなー」と思い、朝、自宅近くの診療所に診察を申し込むも、
「やっぱり頑張れるかも」と思って診察をキャンセルして普通に出勤
●昼12:00
社長とランチしていて、「まずい、歩くたびにお腹が痛い」と思う
●夜19:00
仕事が終わってから自宅近くの診療所で診療。
速攻で大きな病院の急患にかかるように言われる。
「盲腸が破裂すると危険だから、いますぐタクシーで急患に行って」と言われ涙目。
手術=3日ほど入院が普通らしいので、一応社長に連絡を入れる。
●夜20;00
大きな病院の急患で検査開始。
混んでいるし急患でお医者さんも少ないので、
20時に急患に着いてから
検査を繰り返して手術決定まで4時間くらいかかりました。
・X線2回
・血液検査1回
・CTスキャン2回
結果、即手術決定。
●夜0:00 手術決定→即全身麻酔で手術へ
社長にお願いして、シッターさんに息子を迎えに来ていただく。
社長も病院に駆けつけてくれました。
(「やえちゃんの人生は本当にジェットコースターみたいだね」と笑いながら。笑)
急患の当番医から内視鏡手術を言い渡されるも
「日本では点滴で散らすのが主流だから手術はいやです!」と泣き落としに挑むが、
急患で隣のベッドに運ばれてきたヤクザさんに「うるさい!!!」と怒鳴られ観念する。
(社長爆笑、私号泣)
社長が手術に必要なメイク落としなどを買ってきてくださる。
(仕事終わりにそのまま手術になってしまったので、入院グッズなんて何も持っていなかったのです。。)
社長が看護師さんに「手術の成功確率は?」と聞いて爆笑される。

●夜3:00 麻酔から覚める
●翌日の夜18:00 急患のベッドが足りないので退院
ということで、手術後の私が全く動けない5日間ほど、
息子は友人宅を転々と、泊まり込みで預かってもらいました。
ちなみに盲腸+腹膜炎の内視鏡手術の費用は15,500台湾元
実際には細かな雑費(手術後の抜糸やそれに関連する診察台や薬代、殺菌用のグッズ、タクシー代など)もかかっておりますが、
手術と入院(といっても私はベッドがなかったので半日しか入院していませんが)、それに関連する薬の処方代、
要はイニシャルコストは15,500台湾元でした。
台湾の健康保険は世界でもトップクラスに優遇されていると聞きますが、確かに安いなと思います。


友人、そして台湾人に助けられた
私が全く動けない間、
友人が息子を泊まり込みで預かってくれ、
幼稚園の送り迎えもしてくれました。
そして今回ちょうど私の入院と公立の幼稚園の夏休みのタイミングが重なったのですが
びっくりしたのが、夏休みの間に預けていた補習班(市立の塾)のオーナー夫婦が
5日間くらい無料で預かってくれたこと。
私が母子家庭なのを知って、「お金は受け取らないよ」と言われ
普段から「台湾人=商売人」としみじみ実感しているので、商売人がお金を受け取らないなんて、ととてもびっくりしました。

母子家庭で育った人に助けられる
普段から私を助けてくれる友人のなかには、
自分自身が母子家庭で育ったからといって親身になってくれる子もいます。
よく、「私のお母さんもこんな気持ちだったのかな」とぽろっとこぼす彼女たちの横顔が
私にはたまらなくこたえます。
彼女たちのお母様のおかげで、私は今こうして人に支えられて息子と生きているんだと思うと
お母様に感謝の気持ちでいっぱいになります。
また、手術が終わってから引っ越しをしたのですが、
引っ越し先を見つける際も、母子家庭にまつわるエピソードがありました。
私が働いている信義区は台北101などがある台北市内でも最後の都市開発が進む家賃が最も高いエリアです。
職場から幼稚園までなるべく近い方がいいので
どうしても信義区に住むことになるのですが、
私の予算と条件では信義区の物件はかなり探すのが難しいのが現状です。
でも今回、不動産仲介業者の女性に助けられ、理想通りの物件を見つけることができました。
契約後に聞いたのですが、
今回引っ越した物件は信義区にしてはかなり安かったので競争が激しかったようで、
大家さんが不動産仲介業者の女性からの電話に出なくなったそうです。
家賃も当初から入札形式で上がっていきます。
でも彼女が「(大家さんからは)手数料を取らないから、近藤さんにいちばんに部屋を見せてあげてほしい」と
交渉してくれたから、私は部屋を内覧できて、契約できたのだそうです。
契約後にそれを聞いて、思わず泣いてしまいましたが
彼女が言った言葉が印象的でした。
「お金はまた稼げばいいの。大事なのはあなたが幸せになることよ。
私も母子家庭で娘を大学まで育てたから、応援したいの。
初めて会ったときに、この人のことを応援したいって思ったの。
大家さんもあなたに会えば絶対その場で契約できると思ったから。」
たまに台湾人に言われる言葉です。
「お金は稼げば良い。大事なのはハートだ。」
個人的記録になってしまいますが、絶対忘れたくないので
ここに記しておきたいと思います。

