女友達のおかげで、私が台湾で働き始められたと言っても過言ではない。

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またまた台湾のドキドキワクワクスポット紹介からはちょっと離れますが・・・

かっこつけず、心底情けないことを打ち明けます…

台北,子ども遊び,日本語,英語

時折ブログを読んでくださる方(特にベビちゃんのママさん)から
「海外で、ベビちゃんと母子家庭で、よく働けますね! そのパワーはどこから来るんですか?」というメールをいただくのですが、
いつもとても言葉に詰まって、なかなかすぐご返信できなくてごめんなさい(実は今もまだ溜めてしまっている)。
なぜなら私ぜんぜんパワフルじゃないんです・・・というお話です。

もともと私は家事上手を自慢できるようなタイプではなく
(そんなに嫌いじゃないけど、生きて行くための最低限くらいしかできない)、
それに輪をかけて言葉も満足に通じない海外で、母子家庭で、
どんなに素晴らしい職場環境でも乳飲み子抱えてフルタイムの仕事をしていたら、お見せできないようなシーンがたくさんあります。
(実際、実の親から「虐待じゃないの・・・?」と言われたことも。涙)

ただでさえ捉えようと思ったらいくらでもネガティブに考えられる状況にいるので、「ブログを書く時にあんまりネガティブなことは書かないように!」と思っていて、ついパワフルな感じになっております。

私の日常

ごく控えめに申し上げてもこんな感じです。

  • 部屋は常にひっちゃかめっちゃか(床は食べこぼしで汚れる汚れる!家では常に拭き掃除状態)
  • 洗濯物がたまる(洗濯が追いつかなくて、サイズが合ってない服を着せられている荘太にご注目を!笑)
  • 子どもとふたりで病気になると、ぐずって甘えてくる子どもと自分の食器を分けることさえできなくなる(←病気がローテーションしあってますます長引く)
  • 疲れ果てて子どもと遊んであげられない。そもそも立ち上がる体力もない
  • 寝かしつけながら、お風呂や歯磨きもせずに自分も寝てしまう
  • 栄養の偏った子どもの食事に胸が痛む(←Skype越しの親からのダメだしに凹む)
  • 大人時間の生活リズムに合わせて23時過ぎに寝かしつけ(←台湾では珍しくないかも)
  • 隣で泣きわめかれても無視して家事する自分が嫌になる
  • 以上のような現状がやりきれなくて、夜な夜な一人晩酌(←アル中疑惑)

ふだん、息子は私がシャワーを浴びている約5分間、テレビやおもちゃで釣ってもダメで、近くに来てドアを開けてと泣きじゃくっているのですが、一度、泣きわめいても私が出てこないので、怒ってユニットバスのトイレの便器を舐めて、便器に溜まった水を飲んだことがあります。(私の姿が見えるように、透明のプラスチックののシャワー室がある物件を選んだのですが)。
お風呂にお湯を溜めて一人で遊ばせていたら、足を滑らせて口を切ったことも・・・。

何度も、そして今も頭をよぎる「子供のために日本に帰った方がいい」という考え

「もっと工夫しながら子育てしないと」
「母子だけで全然やって行けてないじゃん」
身内から色々言われて、もうダメかも、ここまでかな、と思ったことも多々ありました。

そんなわけで、「私はいったいろくに言葉もできない台湾で、こんなに子どもを振り回して、何をやっているんだろう?
早く日本に帰って母子家庭申請して、手当をもらって安く保育園やアパートを利用して働きに出た方が息子のためかも?」と悩み、
落ち込んだり色々情報を探したりしていました。
それでも台湾で何とか円満退社までさせてもらえたのは、周囲の方々にいつも本当に助けられてきたからに他なりません。

今日はそのなかのひとつのトピックとして、学生時代の友人と台北で再会したことをアップしたいと思います。
自分に当てはめてみてもそうなのですが、
女性ってお手本にしたい女性が(アイドルでも近所のパン屋のおばちゃんでも、物理的距離は関係なく)いると、
ちょっと前向きに頑張れるって思うんですが、どうでしょうか。
彼女は私にとってそんな女性です。

女性の敵は女性、そうかもしれない。でもやっぱり、女性の味方は女性でもあると思う

彼女と再会したのは、台北に来て数カ月が経ったころ。本当に中国語の何も分からず、
まだ妊娠が発覚したばかりで、文字通り右往左往していた頃。

毎日がどん底のような憂鬱な気持ちになるツワリにすっかりやられていた私でしたが、
facebook経由で見つけてもらい「まさかお互い台北にいるなんて!」とタクシーに乗って、
もう一児の母となっているらしい彼女と再会を果たすべく、ヒーコラと彼女の家を訪ねたのが始まり。

彼女は、高校も大学院もアメリカ。海外暮らしが長〜い影響か、
もはや見た目は日本人だけど中身はアメリカ人のような、まったく枠にとらわれない女性。
アメリカでシッターさんの経験もあり、幼児教育の分野で仕事をしたいと切望していましたが、
ご主人(イケメンイクメン)の仕事の関係で、アメリカから台北に移って来たのでした。

一方の私も、熱中していた出版社という職場と仕事を手放して台湾に来たわりに、ツワリで思うように行動もできず、
言葉も上達せず、(妊娠が発覚した頃に3.11があって実家付近も被災)日本にも帰れず、
せっかく決まったアルバイトも妊娠が発覚してツワリのひどさに諦めざるを得ず、まさに八方ふさがり。
やり場のない悲しさに打ちひしがれていた頃。

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学生ビザかワーホリビザ、就労ビザがないと働くこともできない台湾。
それはそれでお国の事情があるから仕方ないものの、
「悔しいねー!」「女性とかママとか年齢とか関係なく、やりたいと思って、そのために努力し続けてればきっと叶えられるよね。
一緒にどうにか頑張ろー!」と励まし合い続けて、たぶんだいたい約一年。
私に仕事が決まったのをとても喜んでくれたのも彼女でした。

そして、彼女も自分のキャリアの礎を築くべく、子育てしながら幼児教育の修行を始めました。
自宅で友人たちと工作や読み聞かせをしています。
ママ友の間で「いつも絵本を読んでもちゃんと最後まで聞かないのに、彼女の読み聞かせだと聞くの!」という噂を聞いたり、
遊びに行ったママ友の家で、工作で作ったものを大切に飾って私に自慢する子どもたちに触れていた私。

本帰国前、彼女に頼んで出張読み聞かせ&工作してもらっちゃいました♡
(恥ずかしがりやの彼女は☆で失礼します!美人なのにもったいない・・・)

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荘太が大好きな「はらぺこあおむし」を日本語で読み聞かせてくれました
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そして、その後は「はらぺこあおむし」さんをシールで作ってみよう!という流れ☆ さすが、プロっぽい!笑
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あおむしさんが一番苦しそうな体勢のものが、荘太作です。これもいい記念です。笑

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そしてそして、台湾にいた記念にと、親子で作る手型足型のうちわも作りました!
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お花のように見えるのは、荘太と私の手型、葉っぱに見えるのは、荘太の足型です。マキちゃんはパパ(社長)のも入れて豪華に!

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彼女も忙しいのに、シールや台紙も色々用意して来てくれました。涙

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泣き言を言わず常に行動する彼女を見て、どれだけパワーをもらったことか!

というわけで、私が何とか出産したり、働き始めるまでちょっとキツくても具体的に何かをしていたり、
働き始めてからも育児に人生に悩んでいるときも、支えてくれるのは同じような志向の持ち主である彼女が台北にいて、
励まし合って来れたからと言っても過言ではない!ということでした。
(もちろん、他にもたくさん支えてくれる人はいましたが!)

そして、いつも自分がどうしたいか、そのためには何が必要かを具体的に考えていて、
ちょっと無理してでも行動している彼女を見ていて、
私も行動できる環境にいるのだから、頑張ろう!と思えたのでした。

もし、あなたの心が折れそうになったら思い出してください

また長文になりましたが、私はけっこうへなちょこです。
でも何とかやっているだけです。
すっかり公開してしまいましたが、これからもお付き合いいただけたら嬉しいです。笑

そして、もしちょっと孤独でくじけそうになったら、
涙を流しながら私の気を引くべく便器の水を飲んでいる荘太と、
それを見て真っ青になった私の顔を思い浮かべて笑ってやってください。

そして、意外と近くにお手本になる素敵な女性がいるかもしれないので、ちょっと目を光らせて街へ出てみてください。
これは日本とか海外とか言葉とか関係ないですよね、お散歩でいいんです。

コンビニとか、公園とか、市場とか、朝ご飯屋さんとか、パン屋さんでもいい。
同じ時間帯に3回くらい、当たりがなかったら釣りみたいに場所と時間帯を変えてみて。

「挨拶が上手にできる人だな」とか、「すれ違う時に微笑んでもらうとこんなに気持ちいいものなんだな」とかとか。
お手本はその人のいち部分のエッセンスでいいんです。
すべてを尊敬しすぎてしまうのは、逆に危険なこともある、と、ムーミンママが言っていました。

ママがハッピーなら子どももハッピー、
別に子どもがいるいない関係なく、あなたが笑顔なら会った人がハッピーになると思います。
無理に笑ったりしなくてもいいと思います。

特に台湾は涙で目を腫らしていても人の目が気になりません。南国のなまぬるい風が癒してくれます。偉そうですみません。
いい出会いがありますように。

私の自慢の友人です

ちなみに、そんな彼女が最近始めたブログがこちら
http://ameblo.jp/axeldc0412/
女の子のお友達のときは、和菓子などの日本を感じる工作もしている模様☆
ママが子どもとできる遊びのヒントがたくさん☆ 覗いてみてくださいね!

↓ 公式サイトはこちら
http://mtdiscovery.com/

↓ Facebookページではクラスの様子が更新されています

いやー、それにしても、大学時代に二日酔いで午前中の授業を受ける私と、その隣で早朝からスポーツクラブで英字新聞読みながらランニングしてきた爽やかな彼女が肩を並べていたのが10年前?! 恐ろしい〜!笑

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