幼稚園が一週間クラス閉鎖! 悔しいので「腸病毒」って何か調べてみました

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「腸病毒」で幼稚園が一週間のクラス閉鎖に!

幼稚園にも慣れてきた今日この頃のことです。
先週、腸病毒で幼稚園がクラス閉鎖になりました。しかも一週間。

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幼稚園からクラス閉鎖のお知らせ


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幼稚園に入学して三カ月が経ちました

幼稚園では、クラスで数名の生徒の感染が確認されるとただちに閉鎖になります。
何名が感染すると閉鎖になるかは園の方針や園を管轄しているのがどこかによっても変わってきますが、息子の幼稚園(台北市内にある公立小学校の付属幼稚園)の小班では、クラスに3名の時点で閉鎖になりました。閉鎖期間は一週間で、閉鎖中にも家庭の生徒の事情を確認する電話がかかってきました。

実は息子は一歳くらいですでにかかったことがありますが、この病気は型が多過ぎて「一回かかればクリア!」というものではありません。
台湾の幼稚園での団体生活において切っても切れない存在の「腸病毒」。
いつも流行るのは初夏だから、立ち向かうべきはきっと来年の夏だろうとうっかり油断してました。まさか冬に来るとは!
今年2015年の冬は、暖かかったり寒かったりの差が激しいからかも知れません。クリスマスなのに台北は日中25度ありましたものね。イブの夜に会った友達は半袖でしたよ!笑

今回は社長に頼み込んで、会社に連れて来させてもらいました。

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会社へ連れて来るのはちょうど半年ぶり!!


おかげで仕事への支障は最小限に留められたけど、この一週間は体力的に(年齢的に?!)きつくてきつくて、クリスマスどころじゃなかったです。涙
優しい友人のおかげで、ちゃっかり幸せなクリスマスを過ごせましたけれども、
悔しいので、日本ではあまり馴染みのない「腸病毒」について、ざっくりと調べてみましたよ。

「腸病毒」とは

台湾で毎年初夏に乳幼児の間で必ず流行する、強烈なウイルス「腸病毒」。
湿気が多い台湾で、乳幼児が必ずと言っていいほど洗礼を受けるのが「腸病毒」というウイルス性の病気です。
日本でもよく流行する手足口病に近い症状と言われますが、細かく分類すると手足口病と同じものもあるし、違うものもあるのだそうです。

「小學、幼兒園及托育機構教托育人員腸病毒防治手冊(小学、幼稚園および託児機関の託児スタッフ向け「腸病毒」予防冊子)」によると・・・

■「腸病毒」とはRNAウイルスに属する「ピコルナウイルス科(Picornaviridae)」の一種で、近年引き続きさまざまな型が発見されている

■1969年〜1973年にアメリカで流行し、脳膜炎や脳炎との合併が多く報告されたのがはじめで、それ以来世界各国(オーストラリア、日本、香港、マレーシア、スウェーデン、ブルガリア、ハンガリー、フランス)でも同様の病例が報告されている。台湾でも1980〜81年に流行した。

■アメリカの調査によると、1977年〜1991年の間に数は違うものの毎年腸病毒71型の発病が見つかっており、世界各国でずっと持続している。
比較的特別なのが、世界各国での腸病毒71型報告には神経系との合併症が多く報告されていることであるが、その重症度は各国により異なりがある。

■単なる脳膜炎や軽い脳炎の場合もあれば、命に関わるような厳重な病例もあり、1998年の台湾では死亡例も出ている。

症状

なかでも最も神経系統との合併症を起こしやすいとされている「腸病毒71型」に多く見られる症状は

  • 39度を超える高熱が3日以上続く
  • 手と足、口の中の奥の方、膝、おしりのあたりに大小の赤い発疹(水泡)が見られる

台湾特有の病気? いつ流行する?

「腸病毒」ウイルスは世界各国に存在していて、通常は春か初夏に流行するそうです。
台湾は亜熱帯に属し湿気があり暑いため、そもそも年間を通じて腸病毒が繁殖しやすい環境にあります。

資料「腸病毒予防指導書2013年度11月改訂版」によれば
台湾の腸病毒は毎年3月下旬から発生しはじめて、5〜6月にピークを迎えたのち、9月の新学期ごろにまた流行り始めるのだそうです。

潜伏期間

「腸病毒」には数日間の潜伏期間があります。
感染から発症までの潜伏期間は2〜10日とされ、平均すると3日〜5日だそうです。
発症してからの一週間が最も感染力が高いと言われます。
感染症状は年齢が上がれば上がるほどはっきりとしなくなります。ただ発熱だけして風邪のような症状の場合もあります。

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感染経路

「腸病毒」の主な感染経路は飛沫感染です。呼吸器官(せきやくしゃみ)、胃腸道(大便、水や食べ物)、水泡がやぶれたところ(分泌物)からも感染します。
発症する前の潜伏期間であっても感染力があります。

命に危険があるほど重症?

大多数の腸病毒患者は症状が軽い傾向にあり、一般的に99.9%以上が7〜10日で自然に治るそうです。
厳重な合併症を起こすのは極めてまれだそうです。台湾の民国87年に大流行した際は亡くなった方も多かったようですが、現在の致死率はその頃とは全く違うようです。

一度かかった子どもでも、なぜまた発症するの?

腸病毒にはさまざまな型があるので、一度感染した経験があっても再度発症することがあるそうです。

予防方法は?

腸病毒にはワクチンがないので、

  • うがい手洗いをこまめに行う
  • 家の空気入れ替えをしながら衛生に注意する
  • 流行している間は人の多い場所に行かない
  • 栄養のとれた食事と睡眠などいったごくごく普通の予防方法しかないそうです。

3歳以下の乳幼児は腸病毒に感染したあとで脳炎などの合併症を起こしやすいため、抱っこや食事を与える前には必ずよく手を洗うことを心がけましょう。

腸病毒でもクラス閉鎖しなかった託児所や幼稚園は・・・

腸病毒でクラス閉鎖になると本当にきついですよね。
台湾は共働きが多いので、クラス閉鎖しないでほしいという両親の気持ちがプレッシャーに働くのでしょうか。
よく腸病毒でもクラス閉鎖しなくて罰金といったニュースを目にします。

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腸病毒沒通報 幼兒園遭罰1.5萬(腸病毒通報せず、桃園の私立福華幼兒園に(衛生局から)1.5万元の罰金支払い命じられる)

桃園市では民国104年3月30日より「腸病毒予防措置規定」が公布され、
小学校低学年(一、二年次)、幼稚園、保育園、託児所、などで生徒が手足口病と診断された場合、
疱疹性咽峽(ヘルパンギーナ)または腸病毒の感染が認められた場合は、48時間以内に桃園市学校監査機構まで通報すること。
および、ひとつのクラスに一週間で2人以上の児童が感染した場合、そのクラスは7日間クラス閉鎖することになっているそうです。

私もシングルマザーなので、腸病毒の子が出ても、せめて、自分の子が感染していないなら学校に通わせたいと思う親御さんの気持ちは痛いほど分かります。一日二日ならともかく、一週間ですものね。涙
シングルマザーであること、台湾に住んでいること・・・こういうのは自分の基本的なスペックとして、自分でコントロールできるものではないですよね。
だから、例えばこういう腸病毒でクラス閉鎖になったときに、どうにか自分の仕事をやり切るためにどうしたらいいのか、いつも考えています。
会社や周りからは「メンタル強いヤエちゃん」と言われますが、それでもたまに不安で眠れなくなったりもします。笑

人に頼らせてもらわずには生きて行けないのは、台湾でも日本にいてもきっと同じですよね。
人付き合いは大変だったり、一人になりたいときだってもちろんあるけれど、それはきっと多かれ少なかれみんな同じなのではないでしょうか。
月並みですが、自分の周りにいてくれる人に感謝しながら、自分のできる範囲で、自分と自分の半径3メートル(狭過ぎる?!)くらいにいる大切な人が、できるだけハッピーでいられるように心がけたいと思います。

とはいっても腸病毒とか、ホント過去のものになってほしいー!

「腸病毒」参考・引用資料

※クリックするとPDFがダウンロードされます
●衛生福利部「小學、幼兒園及托育機構教托育人員腸病毒防治手冊(2013年度11月改訂版)」
●衛生福利部「腸病毒予防指導書(2013年度11月改訂版)」