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雑誌『&Premium』でもう３年間ほど続けさせていただいている連載「日用品探索」。
そのコラムで過去にご紹介した台湾の伝統工芸を日用品にリデザインし続けているブランド「Hands」が、日本に向けてクラウドファンディングを実施するとのこと。
そこで、微力ながら「Hands」についてちょっとご紹介したいと思います。
天然ウコッケイの羽根はたき
過去に雑誌『&Premium』でご紹介したのは、こちらの天然ウコッケイの羽根はたき。我が家で今でも使っています。
台湾で昔から掃除や洗車に使われていた長い茶色の羽根はたきは、今でも雑貨屋などで見かける懐かしのアイテム。それをモダンにアレンジしたデザイナーのジョンさんは、台湾で最後となった羽根はたき作りの職人夫婦を訪ねた際、お寺がお清め用に特注した大きくて真っ白なはたきを見てこのアイデアを得たのだそう。
静電気を発する羽毛は、モニターなどの電化製品に付着した埃や、水拭きできない装飾品などの掃除にぴったり。白い色は染色したものではなく、本来は廃棄されていた食用の天然ウコッケイの白羽根を使用している。環境にも優しく、ペットや子どものいる家庭でも安心だ。お清め効果にあやかりたいと、職場の人間関係に悩むサラリーマンやOLにも人気だとか。
自立するのでそのままインテリアにも。 6年は使える。「雪白雞」750元。（雑誌『&Premium』「日用品探索」（第13回）より引用）
この、「台湾で最後となった羽根はたき作りの職人夫婦」と、ジョンさんの写真がこちら。
大きくて真っ白なはたきはこちら。
このように、台湾を愛する若き青年ジョンさんが熱い思いで立ち上げたブランドが、「Hands」で、さまざまな台湾の伝統工芸を現代の生活にマッチする日用品にリデザインし続けています。
同時に、伝統工芸についてのワークショップもたくさん行っています。
私も一度参加させてもらって、羽根はたきを作ったのですが、めちゃくちゃ難しかったです。笑
機会があれば皆様もぜひ！
人懐っこくて優しくて、台湾の職人さんたちを尊敬してやまない彼の人柄に、私も大ファンになってしまいました。
ジョンさんがすごいのは情熱だけでなく、台湾でもクラウドファンディングで大反響を呼び起こしたり、デザインアワードや台湾エクセレンスで入賞したりと、着実に実績を残しているところ。こうして経験を積み上げ、仲間を増やしていく姿は、見ていてとても頼もしいです。
組子細工の巨匠「永茂木器」xガラス専門店「明順玻璃行」と「Hands」がコラボレーションして生まれた「台湾レトロ新提案シリーズ」
今回ジョンさんがコラボレーションしたのは、彰化（しょうか）県・鹿港（ろっこう）にある組子細工の巨匠「永茂木器（原名：正利木器）」と、⺠國68年（西暦1979年）に開業したガラス専門店の「明順玻璃行」。
組子細工の巨匠「永茂木器（原名：正利木器）」の創業者・陳煌輝さんと、ジョンさん。永茂木器は現在、二代目の兄弟が家業を継がれています。
「明順玻璃行」は、台湾ではもう生産されていない貴重なフローラガラス（クラシックな建物などに使われている型番ガラス）を、良い状態のままたくさん保管している数少ないガラス専門店。
さまざまなクリエイターたちとコラボレーションしながら、フローラガラスを応用したプロダクトをいろいろ出されていて、私も気になっていたお店です。
写真の「海棠花玻璃（日本語ではベゴニア柄ガラス）」も、おそらく台湾にいらっしゃったことのある方なら見かけたこともあるかもしれませんが、今ではもう生産されておらず、コレクターの間では大変人気です。
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「台湾レトロ新提案シリーズ」3種類のアイテム
今回、ジョンさんが日本向けにクラウドファンディングを開始したとのことで、なんと「台湾レトロ新提案シリーズ」3種類のアイテムをプレゼントしてくれました。
現在新著の発売直前でバタバタしており、まだ家のどこでどのように使うか決められていないのですが、クラファンの締め切りが迫ってきているので、取り急ぎですが日本の皆さまにご紹介できればと思います！
クラファン期間中だと、最大33％オフで購入することができ、さらに先着200名限定の特典もあるということなので、かなりお得だと思います。
組子細工の部分は上質なカナダヒノキを使用されていて、湿気に強く防カビ効果が期待できるそう！
また、組子細工もフローラガラスも、何種類ものデザインパターンから選べるのですが、それぞれに意味があるので、ぜひサイト（https://bit.ly/3aTOQYz）でチェックしてみてくださいね。
「ティッシュケース」
マグネットで開閉する蓋で、縦でも横でも、置き方の自由度が高いのがポイント。
デザインは2種類から選べます。
1.フローラガラス+組子細工
2.組子細工（文様は2パターンから選べます：①七宝文様+千本格子、②青海波+千本格子）
私がいただいたのは、組子細工の「七宝文様+千本格子」のパターン。
「収納ケース」
マグネットで開閉する蓋が付いた万能な収納ケース。
デザインは2種類。蓋の部分がフローラガラスか組子細工になっているかの違いです。
1.ボディがベコニア柄で、蓋が十字柄のフローラガラス
2.ボディがベコニア柄のフローラガラスで、蓋が組子細工の千本格子文様
3.ボディが十字柄で、蓋が十字柄のフローラガラス
4.ボディが十字柄のフローラガラスで、蓋が組子細工の千本格子文様
私がいただいたのは「ベコニア＋千本格子（ボディがベコニア柄のフローラガラスで、蓋が組子細工の千本格子文様）」
「掛け時計」
フローラガラスと組子細工が施された掛け時計。
テープが付属されていて、壁に貼り付けて使用することもできます。
小物類が置けるようになっているので、使い勝手が良さそう！ どこに置こうかワクワクします。
デザインは2種類から選べます。
違いは、フローラガラス部分がベコニア柄か、十字柄かという点です。
1.ベコニア柄のフローラガラス+2種類の組子細工（七宝文様+千本格子）
2.十字柄のフローラガラス+2種類の組子細工（七宝文様+千本格子）
いかがでしたでしょうか？
私はまだどのように使うか決められておりませんが、このクラファンを私と同じようにPRされている日本人YouTuberさんの動画も参考になりました。マスクを入れるというアイディア、良いですね。
3種類のアイテムが揃っていると、空間に統一感が出るなと思いました。
個人の住宅はもちろんですが、お店のインテリアにも良さそうです。
フローラガラスも、組子細工の文様も、どちらもライティングによって素敵な影ができますよね。もうしばらく置き場所に悩もうと思います。
「台湾レトロ新提案シリーズ」クラウドファンディング
プロジェクト終了予定日：2021年11月15日
商品の発送：2021年1月より2022年2月までに順次発送予定
詳細ページ：https://bit.ly/3aTOQYz
※本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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