旅上手な友人の旅行記を見せてもらうようなイラストガイド本『わくわく台北さんぽ』

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オガワナホさんと私

話はさかのぼること数年前。

アルバイトから入った出版社で、編集者になりたての頃のこと。
自分で誌面のイラストを発注できるようになったら連絡したいと思っていたうちのひとりが
イラストレーターのオガワナホさんでした。

さまざまな媒体で目にする彼女のイラストやエッセイはどれも自然体なのにとてもおしゃれで、
『Figaro Voyage』でグローブトロッターを使っていると書いてあるのを見にすれば、
まだ見ぬその人がおしゃれなスーツケースを携えて旅にでる姿を想像する…。
私は彼女を通してさまざまな世界を見せてもらっている読者の一人でした。

そんなオガワナホさんにイラストをお願いするようになってからも
結局お会いする機会がないまま、私は出版社を寿退職したのでした。

台北で実物に会えた「ご縁」

そんなナホさんと対面できたのは台北でした。
グローバルに活躍するナホさんは台湾でのお仕事も多く、台北にもよくいらっしゃっていたので、ついにお会いする機会に恵まれたのでした。

思えばまだ息子を妊娠している頃に初めてお会いして以来、
ナホさんが絵本を出した時には贅沢にもご本人から読み聞かせをしてもらったり・・・

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ご本人から読み聞かせていただくなんて、なんてうらやましいことでしょう。(息子は正座w)

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それ以来、この絵本は息子の宝物です

ナホさんが台湾で展示会をする際にももちろんお邪魔しました。
その時の過去記事はこちらから

オガワナホさんと一緒に夜市巡りした時の過去記事もよろしかったらどうぞ

東京ではなかなかお会いするきっかけがなかったナホさんと、こうしてご縁ができたのも全て台湾のおかげだなと思っています。

ナホさんが台北のガイドブックを出版

そんなナホさんが、台北のガイドブックを出されました。

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旅慣れたナホさん。
いつも好奇心いっぱいに旅行中もかなり精力的に動いているのを見ていましたが、
どんなガイドブックになるんだろう!
いちファンとしてとっても楽しみでした。

食、アート、カルチャー、癒し 台湾の新たな発見をつめこんだイラストガイド『わくわく台北さんぽ』

そうしたらなんと、全ページイラストではありませんか!!!

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全ページイラスト♡♡ こちらは旅じたくのページ

MAPまでイラスト!!!涙

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ナホさんにおすすめMAPを書いてもらったみたいな気持ちになれます

これを描くのがどれだけ大変なことなのか・・・
想像するだけで本当に頭がさがる思いです。

手書きのあたたかみある地図は、
旅行先で開いたときにもぬくもりを感じてほっとできそうです。
MAP屋さんに発注することもできます。丁寧にMAPを作ってくれます。
でも、ナホさんは地図まで自分で描くことを選んだんですね。
自分で地図まで描くことを選ぶと、台北に来た時の街の歩き方まで変わります。
本当にいいものを作りたくて、そして本当に街歩きをしているナホさんだからこそできた大仕事なんだなぁ、と思います。

MAPって、今でこそGoogleMapがあって便利ですが、イラストMAPって作るの本当に大変なんです。
イラストレーターなら誰でも作れるわけじゃなくって、
「読んだ人がどう使うか?」
でも人によって地図を読み解く力は違うから、「どんな人を対象にするか?」まで考えて作るので、
とっても思いやりが必要な作業なんです。

そういえば昔、GoogleMapなんてない時代にポルトガルとスペインを一人旅したことがありましたが
その時使い込んだ『地球の歩き方』を、同じくポルトガルへ行くという先輩に貸した時のこと。

旅先から送られてきたポストカードに「コンちゃんが地図に書き込んでる印を見て、ここに行ったんだなと思いながら街歩きしています」と書いてあった時のことを思い出しました。

大好きな人がどんな旅をしたのか、
旅の途中でどんなことを感じたのか。
どんなに近しい人でも、旅のすべてを語り合うことは難しかったりしますよね。

私が今まで台北で一緒にいても知りえなかった、ナホさんが見た台北を知ることができる。
世界で活躍し、さまざまな場所を旅しているナホさんの目線で。

それは私がナホさんの友人だから嬉しいということではなく、
同じ旅好きな人ならきっと分かり合える、とても贅沢なことなのではないかと思います。

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台湾の窓枠について紹介されたページ。窓枠フェチでもあり、ナホさんのイラストのファンでもある私にとってはたまりません♡

そして、ナホさんが「はじめに」で書いているように
台北の街はどんどん変化しています。
私が台北に来た2011年と今2016年では街の風景がまったく違います。

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その変化の”スピード”は東京よりもずっと早いような気がしています。

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「はじめに」に書かれている「台湾と私」

例えばお酒を飲むこと。大型バイクに乗ることにしてもそう。
民間のビール会社が最も早く設立されたのは2004年のことですし、
大型バイクの輸入が解禁になったのは2002年のこと。日本に比べたらずっと最近のことです。
もしかしたらある意味ではスタートが遅れていたものもあったのかもしれない、
でもこの街はすごい勢いで変化している。
きっとアジアは今こういう変化があちこちで起きていて、その変化を間近で見れることがとても面白いと感じます。

ナホさんのこの本は、いろんな意味でとても貴重なものなのではないかと思います。

  • ナホさんのユニークな視点
    NYの美大卒、世界の街を旅して見てきている
  • 変化し続けるここ数年の台北の街の空気感を切り取ってある
    台北を始めて訪れたのは2007年。そしてこれまで仕事でもプライベートでも幾度となく訪れている
  • 写真とは違う、イラストという贅沢な手法で切り取ってある
    なんてったって世界的なファッションイラストレーターです

ちなみに私も少しだけお手伝いしました「はじめての台湾語」

光栄にも「弥生子さんと学ぶ はじめての台湾語」なんていう素敵なタイトルのページに登場させていただきました。

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台湾を紹介するガイドブックには、お店や街の名前など、中国語の読み方にカタカナがふってあると思うのですが
はっきり言ってそれを読んでも四声が違うと台湾人には全く通じないので、なんのために載っているのかイマイチわからないんです。
(たぶん、日本人同士でガイドブックを見ながら「XXに行こうよ」「えーXXXも行きたいな」と会話するときに使うためだとは思うのですが・・・)

でも、台湾語だったらアクセントはあれど中国語ほど四声がなくても伝わるし、
日本人旅行者がガイドブック片手に台湾語を話したら、台湾人にもびっくり&喜ばれるはず!と思ってこれを提案したら
ナホさんが「やってみましょうー!」と採用してくれました。

台湾語って、日本統治時代の名残で単語によっては日本語も残っていたりして、
(例えば「ビール」は「ビール」だったり、タクシーの運転手さんは「運ちゃん」だったり)
日本人には親しみやすい言葉だと言えると思います。

旅行中に台湾人と話すことがあったら、ぜひこれを片手に台湾語で話してみてください。
きっと台湾のみんなが喜んでくれると思います。
ナホさんのイラストが添えてあるので、それを見せながら言えば、伝わらないことはないはず。笑

「えー、そもそも台湾語と中国語って違うの?」という方は、
台湾語と中国語の違いについて翻訳会社の社長に聞いたことがあるので、こちらの過去記事をご覧いただけたら嬉しいです。

『わくわく台北さんぽ』基本情報

内容紹介
旅に出て、知らない街を歩いたり、美術館や本屋に入ったり、
心地よいカフェでのんびり過ごしたりしていると、思いがけないアイデアがふってくることがある。

イラストレーターのオガワナホは、そんな旅を「インスピレーショントリップ」と名付け、
さまざまな街を旅している。
とくに気に入ってる街は、行くたびに新しい発見があるという台北。
心根のやさしい人々、泣けるほどおいしいごはん、懐かしさの残る古き良きもの、
そこに入り交じる新しい流れ、東京に比べてゆっくりと時間が流れる時間……。

本書はそれらのインスピレーションが得られるさまざな場所、もの、人をイラストで紹介するガイドブック。

旅慣れた著者による準備のコツやイラストマップも収録し、役に立つ情報が満載。

著者について
オガワ ナホ:イラストレーター 東京生まれ。
ニューヨーク Parsons The New School for Designの BFAイラストレーション科卒業。
在学中よりイラストレーターとして、アメリカ、日本をはじめ、 台湾、香港、イタリアなど国内外で活動。
書籍や雑誌、アパレルグッズやテキスタイル、文具、店舗装飾など 幅広い分野のイラストレーションを手がける。
著者としてナナとミミの絵本『ナナとミミはぶかぶかひめ』『ナナのふしぎなむしめがね』『ミミのみずたまスカート』(偕成社)がある。
http://naho.com

↓ ナホさんのFacebookファンページでは、ナホさんが関わる台湾関連のイベント情報などもアップされていますので
こちらもよろしくどうぞ!